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八波一起のたっしゃでワイド!!
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北京五輪代表選考会の一つ、嘉納杯東京国際で男子100キロ超級に出場した井上康生は、決勝で国士舘大の20歳・石井慧に優勢で負けた。 井上康生は2000年シドニーオリンピックで金メダルを取った時ガッツポーズをした。 しかしその後、彼は次からは「相手の気持ちを考えるとガッツポーズをとることをやめる」と言うような発言をした。 以来、彼は新渡戸稲造の「武士道」を愛読書に、武士道に傾向していった。 彼の中で武道・柔道は「一本取って勝つ」これが本当の柔道だと思っているのだろう。 一本取ることにこだわる所が井上の武士道なのだ。 横綱・貴乃花が現役の時に「寄りきり」にこだわった。 それは井上の「一本勝ち」にこだわるのと同じレベルの話だ。 相撲で一番強い勝ち方は「寄りきり」なのだ。 投げ技は、相手とのタイミングで決まることもある。 だから下位の力士が横綱に投げ技で勝つこともあるが、下位の力士が横綱に寄り切ることは、まずない。 貴乃花も小手先の技に走る事はなく、相撲道の王道「寄りきり」にこだわったのだ。 井上康生がもし考え方を変えて勝つことにこだわり優勢でも何でもポイントを取れる柔道をすれば金メダルは取れるだろう。 しかし、彼の中の武士道がそれを許さないのだ。 石井選手との対戦を見ていても、相手がかけ逃げをしようとする戦法を取っても、井上はただひたすら一本を取りに行く姿勢を崩さなかった。 試合に勝って勝負に負けたということだ。 しかし、それではオリンピックの代表になることはできない。 井上が今のままでオリンピックの代表になるには、一本を取れる技を「内また」以外にもう一つ身につけなければならない。 野球でもストレートが来ることが分かっていれば余程早いストレートを投げなければ打たれてしまう。 しかし、フォークボールもあれば、どちらが来るか分からないので三振をとれる。 井上は分かっていてもかかってしまう「内また」を磨くか、もう一つ一本を取れる技を身につけるかしないと北京には間に合わない。 弓道をやる自分には痛いほど彼の気持ちがわかる。 的に中(あ)てるのは簡単だ。 しかし、本当の弓道は、いかに自分の持っている全てを出し切って中ったかが重要なのだ。 自分は井上の「正しい信念に誠を尽くす」武士道を応援する。 井上はこの後、2月に行なわれるフランス国際に出場する予定だ。 ここでの成績いかんでオリンピックの代表になれるかなれないかが決まってくる。 頑張れ!!井上康生! 合掌
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